トヨタ、新型「パッソ」発売 燃費28キロ、走行性能アップ

 

 トヨタ自動車は12日、約6年ぶりに全面改良した小型車「パッソ」の新型車を発売した。燃費は二輪駆動で1リットル当たり28キロに改善し、軽自動車やハイブリッド車(HV)を除くガソリン車として国内最高を更新。前席と後席の間はこれまでより7.5センチ長く、車内にゆとりを持たせた。

 8月に完全子会社化する予定のダイハツ工業が、OEM(相手先ブランドによる生産)で供給する。排気量1000ccのエンジンは軽自動車で使う燃焼効率を上げる技術などを採用し、燃費を従来モデルから0.4キロ改善した。

 また、車体は高張力鋼板を採用することで部品を20点削減して軽量化する一方、車台は補強材で剛性を高めて走行時の安定性を向上している。衝突の危険性を知らせる警報システムなど安全機能も搭載した。

 シンプルなデザインで幅広い年齢層向けの「X(エックス)」と、丸みのあるヘッドライトで若い女性を想定した「モーダ」の2種類がある。希望小売価格は115万200~183万600円。月5000台の販売を目指す。ダイハツも「ブーンX」「ブーンシルク」として販売する。

 トヨタとダイハツは従来モデルを共同開発したが、新型車はOEMに切り替えた。ダイハツの上田亨・上級執行役員は「企画から開発、生産まで担う態勢になり、軽のノウハウを余すことなく取り入れた」と語った。