マツダ「ロードスター」など多彩な新型福祉車両ずらり 国際機器展

 
手動で加減速できる装置を搭載したマツダのスポーツ車「ロードスター」=12日、東京都江東区の東京ビッグサイト

 介護・福祉機器を一堂に集めた国際福祉機器展が12日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕し、自動車各社が新型車を出展している。乗り降りしやすいミニバンに加え、車いすで乗れるハイブリッド車(HV)や、手動で加減速するスポーツ車など多彩な車種をそろえ、移動の楽しみを広げている。

 日産自動車はミニバン「セレナ」の福祉車両4モデルを出展した。自動運転機能を搭載した新型車をベースに、2列目のシートが電動で車外に出て下がる装置を付けた。足の筋力が弱っても乗り降りしやすく、介護施設の送迎用や、「障害者や高齢者に配慮したユニバーサルデザイン(UD)タクシーなどの需要が増えている」(広報担当者)。

 ホンダは9月に発売した小型ミニバン「フリードプラス」の福祉車両モデルなどを展示。通常モデルは5人乗りだが、荷室部分を車いすが乗り入れる設計にして6人乗りを可能にした。HVも用意し、「普段使いを想定して、燃費にもこだわった」(広報部)。

 マツダはオープンスポーツ車「ロードスター」で初の手動運転装置付きモデルを出展した。右ハンドル車では、左手部分に設置したレバーを押し引きすることで加減速できる。来春までに発売する予定で、「より多くの顧客に運転する楽しさを提供したい」(広報部)。

 トヨタ自動車が出展した小型車「スペイド」の福祉車両は、車いすを電動で後部の荷室に収納する装置を搭載している。