東芝、米電力に支払い完了 原発2基 親会社保証の残額32億ドル

 
経営破綻したWHが米国で建設していたボーグル原発=2013年8月、米ジョージア州ウェインズボロ(共同)

 東芝は14日、元子会社で3月に経営破綻したウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が受注していた原発2基について、発注元の米サザン電力に親会社としての債務保証の残額分を全て支払ったと発表した。東芝とサザン電力はWHの破綻を受けて、最大36億8000万ドル(約4123億円)を2021年1月までに分割で支払うことに合意。その後4億5500万ドルを支払い、32億2500万ドルが残っていた。

 一括で支払うことにより、為替変動による支払額の増加リスクを避けられる。

 東芝が実施を決めた6000億円の増資で資金的に余裕ができ、残額の一括支払いが可能になったという。

 同社は、別の原発2基をWHに発注した米スキャナ電力とも21億6800万ドルの分割支払いで合意しているが、これについても早期に支払う方向で検討中としている。

 WHは米国で受注した原発の建設が遅れたため、3月に米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻していた。