ベア3000円以上で調整 全トヨタ労連、18年春闘

 

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(317組合、34万2000人)は18日、加盟労組の幹部を集めた代表者会議を愛知県豊田市で開き、2018年春闘でベースアップ(ベア)に当たる賃金改善分として月額3000円以上を統一要求することで調整に入った。

 主要組合のトヨタ自動車労働組合などと協議し、18年1月の中央委員会で正式決定する。16、17年春闘の要求も同水準で、ベアの統一要求は5年連続。年間一時金(ボーナス)は5カ月以上とする。製造業を牽引(けんいん)するトヨタグループは春闘相場の形成に大きな影響力を持っている。

 トヨタの18年3月期連結業績は円安効果などで増収増益となる見通し。

 一方、電気自動車(EV)や自動運転などの開発競争は激しく、春闘は厳しい交渉が予想される。

 17年春闘でトヨタ労使は1300円のベア実施で妥結。4年連続のベアとなった。

 全トヨタ労連は「グループの中小企業の賃金水準にはまだ課題が残っている」としている。自動車総連も14日に3000円以上のベアを要求する方針案を確認している。