古着を「リデザイン」、新たな柱に ホープインターナショナルワークス

 
そろいの制服に身を包んだ職人が斬新なアイデアで古い洋服を新しく仕立て直す=東京都中央区

 ■洋服直し全国展開

 アパレル製品のOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛けるホープインターナショナルワークスは、古い洋服を、職人の提案で最新の流行を取り入れた個性的なオリジナルの服に仕立て直すサービスを、新たな事業の柱として成長させる。昔着ていた高級な服をもう一度着てみたいという潜在ニーズを掘り起こす。すでに東京と大阪に1店舗ずつ出店し、今後名古屋、福岡、札幌など全国の拠点都市に10店舗ほどを展開。洋服を直して着る「リデザイン」という新しいファッション文化の定着を図る。

 主な顧客層は、ファッションに関心の高い30代後半~50代を想定。バブル期に流行していた肩パッド入りジャケットをもう一度、着られるようにしてほしいといった要望に応える。

 現在、「サロン・ドゥ・リデザイン・クローゼット・ドットネット」という店名で、大阪と東京の2店舗を展開している。大阪市内の1号店はしゃれた洋服店が集まる西区南堀江に2016年6月に出店。全面ガラス張りで開放感があり、奥の工房での作業を表通りから見ることができる。

 なじみ客からの持ち込みのほか、高い技術力を見込まれ、近隣のリフォーム店や、ネットを介して北海道や鹿児島県など遠隔地からの依頼も受けている。

 今年11月には東京・銀座にあるビルの地下1階に来年8月末までの期間限定で2号店を出店。終了後は近隣に移転し、旗艦店として常設とする。

 両店舗とも、洋服を仕立てる職人のノウハウを生かし、従来の洋服リフォームの概念を覆す「おしゃれでかっこいい洋服のお直し」を目指している。職人はそろいの制服に身を包み丁寧な接客と斬新な提案を心がけている。

 同社はOEMを主な事業としているが、人手不足による人件費高騰や価格競争激化など、事業環境が厳しさを増している。このため、一般消費者向けの洋服直しサービスを新規事業として立ち上げた。高村三礼社長は「洋服直し市場は約750億円と推測されるが、小規模事業者が多く、開拓の余地は大きい」と期待を込めている。国内に店舗を展開するほか、現地企業と組んで海外出店も視野に入れている。現在、売り上げのほとんどをOEM事業が占めているが、5年以内にリデザイン事業をOEMの2分の1の規模にまで成長させる方針だ。

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【会社概要】ホープインターナショナルワークス

 ▽本社=大阪市西区北堀江1-19-8 四ツ橋KMビル3階

 ▽設立=2010年6月

 ▽資本金=2500万円

 ▽従業員=40人

 ▽売上高=21億4613万円(17年5月期)

 ▽事業内容=アパレル製品のOEM、コンサルタントなど