17年度粗鋼生産量 0.1%減1億507万トン見通し

 

 経済産業省は25日、2017年度の粗鋼生産量が、1億507万トンと前年度比で0.1%の微減になるとの見通しを発表した。マイナスは2年ぶり。今年1月に新日鉄住金大分製鉄所(大分市)で火災が発生するなど、生産設備のトラブルや定期修理が重なった影響で、同省では「需要は強い」としている。

 17年度第4四半期(18年1~3月)の粗鋼生産量は、前年同期比0.6%増の2639万トンを予想。18年度はプラスに転換するとみている。

 一方、国内の自動車メーカーなどを対象に調査した18年1~3月の鋼材需要は、1.4%減の2362万トンとなる見通し。国内向けは0.6%減、輸出向けは2.8%減で、ともにマイナスとなる。同省では輸出向けの減少について、「国内がほぼフル生産状態のため、輸出を絞っているのではないか」と分析している。