アクティオ、ビルメンテロボのレンタル参入 省人化 新たな事業の柱に

 
「ビルメンテナンスロボット普及促進センター」に並ぶ各社のロボット。実演によって導入を促す=東京都中央区

 建設機械レンタル最大手のアクティオは、ビルメンテナンスロボットのレンタル事業に参入する。ロボットの普及を促し、業界を悩ます慢性的な人手不足の解消を支援する。同社は売上高のほとんどを建設関連機材のレンタルで占めているが、有望な新規事業として将来的には数十億~100億円規模に成長させる。

 本社9階に各メーカーの商品を一同に展示したショールーム「ビルメンテナンスロボット普及促進センター」を設置して、性能や安全性を、実際に確認できるようにした。

 アマノ、マキタ、大和ハウス工業など6社7機種の掃除機、床洗浄機、窓清掃、狭小空間点検の各ロボットを常設展示。見学は無料だが、事前の予約が必要。アクティオの社員が対応するが、詳細な操作説明が必要な場合は各メーカーの担当者が応じる。

 ショールームの床はタイル地とカーペットの2種類で、清掃の作業性を確認できる。

 アマノのロボット掃除機「RcDC」は、事前にタブレット端末でエリアを設定すると、自動的に清掃作業を始める。ごみの量を検知して吸引力を自動的に切り替えるほか、センサーによって人などの障害物を感知し、接触しないよう回避して安全に作業を継続する。連続2時間の運転が可能になっている。

 全国ビルメンテナンス協会の調べによると、事業者のうち過半数がロボット導入の意向を持っているが、「価格が高すぎる」「導入効果がよく見通せない」「性能が期待に達していない」「安全面で不安がある」といった理由で普及が進んでいない。アクティオはショールームで実演することによって、こうした懸念を払拭し、1日間からのレンタルも可能にして手軽に導入できるようにした。また、どのように活用すればいいかというコンサルティングサービスも提供する。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、清掃のほか、介護福祉、接客案内などを含めたサービスロボット市場は2020年に1兆円超、35年には5兆円に迫ると予測している。

 アクティオの小沼直人社長は「ビルメンテ業界の省人化と生産性向上に貢献し、当社としても新たな事業の柱として育てたい」と話している。

【会社概要】アクティオ

 ▽本社=東京都中央区日本橋3-12-2 朝日ビルヂング7階

 ▽設立=1967年1月

 ▽資本金=5億円

 ▽従業員=3770人 (2016年12月末時点)

 ▽売上高=1643億4700万円

 ▽事業内容=建設機械レンタルなど