みずほFG、地銀と一緒に「Jコイン」実証実験へ 佐藤康博社長「構造改革の先の金融の姿見せる」

 
みずほフィナンシャルグループ佐藤康博社長=19日、東京都千代田区(春名中撮影)

 みずほフィナンシャルグループ(FG)の佐藤康博社長は26日までに産経新聞のインタビューに応じ、「来年は構造改革の先に見えてくる金融の姿が問われる1年になる」と述べ、電子マネー「Jコイン(仮称)」の創設に向け、早ければ平成30年3月にも実証実験を行う計画を明らかにした。

 Jコインについては、スマートフォンで2次元バーコード「QRコード」を読み込むだけで決済する仕組みを検討。実証実験は地域を限定して地元の地方銀行の協力を得ながら行い、課題や経済効果を検証する。

 佐藤氏は、収益力向上が共通課題となっている地銀との連携にも意欲を示し、「地銀と組んで顧客を相互に紹介する仕組みを検討したい」と述べた。みずほFGからは住宅ローンの顧客、地銀からは信託や証券の相談を必要とする顧客を相互に紹介することを想定している。

 9月に始めた人工知能(AI)を活用した個人向け融資事業が好調で、近く中小企業向けにも展開する考えも示した。仕入れや販売に関するお金の流れをAIで分析することで、「地方金融機関が貸せなかった企業でも貸せる先が出てくる」(佐藤氏)としている。