【フロントランナー 地域金融】南都銀行田原本支店の上田伊都美さん(3)

 
田原本支店の上田伊都美さん

 ■「顧客の満足」を目指して自己研鑽

 南都銀行の期間設定型投資信託「〈ナント〉ロビンソン」は、総投資金額とともに、1年や3年といった「満期」の時期を顧客に設定してもらい、期間中は毎月一定額、投資信託の購入を続けてもらう商品。

 投資期間を設定できるため、しばらく使いみちのない資金も預けやすい。投資総額も比較的少額から始められ、時間分散メリットもあることから「特に投資未経験のお客さまにはきっかけ商品として案内しています」と、田原本支店の上田伊都美さんも積極的に案内を進める。

 「〈ナント〉ロビンソン」は法人契約も可能で、特に税金やボーナス資金について、低利の預金や保険などで運用していた先から好評を博している。こうした新しい仕組みもあり、事業先経営者への提案が増えてきているという上田さん。事業先に対しては法人担当者からの見込み先紹介を受け、同行訪問を基本にアプローチする。

 「経営者の方は複数の金融機関の担当者と接し、人となりを見る目をお持ちですから、特に礼儀作法と第一印象を大切に面談へ臨んでいます。長年投資に親しまれている方が多いわけですが、個人のお客さま同様、資産状況やこれまでの投資経験などをしっかりとくみ取り、ベストなご提案ができるよう努めています」と、上田さんは話す。

 ある事業先では、法人担当者からの紹介で、大口契約の可能性がある経営者に、資産防衛などの観点を説明に盛り込みつつコア・サテライト戦略による投資信託の運用を提案。これまでの投資経験からアセットクラスを勘案し「Jリートファンド」をサテライト分として案内したところ、「よく勉強しているね」と高く評価され、その後の支店長のバックアップもあり、1億円の預かり資産を獲得したという。

 法人に対してもトータルで満足してもらえる提案を目指し、財務・税務の勉強を含む自己研鑽(けんさん)に余念がない上田さん。さらなる好循環を感じさせる仕事ぶりに、より多くの顧客が信頼を寄せていくことだろう。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp