15歳女子が「フィボナッチ数列は2進数でも美しいのか」を考察 算数・数学の自由研究作品コンクール「MATHコン」で日本数学検定協会賞を受賞

提供:@Press
「日本数学検定協会賞」表彰の様子

公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水 静海)は、一般財団法人理数教育研究所が主催している「塩野直道記念 第5回『算数・数学の自由研究』作品コンクール」(通称「MATH(マス)コン」)の優秀賞の1つである日本数学検定協会賞の受賞作品を決定し、2017年12月17日(日)に東京都内で行われた表彰式典で受賞者を表彰いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/146464/LL_img_146464_1.png
「日本数学検定協会賞」表彰の様子

塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクール公式サイト
http://www.rimse.or.jp/research/

■塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクールとは
全国の小学生・中学生・高校生が、日常生活や社会で感じた疑問を算数・数学の力を活用して解決する、あるいは、算数・数学の学びを発展させて新たな数理的課題を探究するなかで、気づいたことやわかったこと、自らの解決の方法などをレポートにまとめた作品を応募するコンクールです。テーマは自由で、毎年さまざまなテーマの自由研究レポートが作品として集まります。

■京都府在住の15歳女子に「日本数学検定協会賞」を授与
本コンクールに協賛している当協会は、応募したすべての作品のなかから、とくに算数・数学の研究として優れたレポート1作品に優秀賞として「日本数学検定協会賞」を授与します。今回は、「フィボナッチ数列は2進数でも美しいのか」というテーマで研究した京都府在住の吉田 桃子(※)さん(15歳、小中学校9年)に授与いたしました。受賞した吉田さんは、「私が今回取り組んだテーマは、数学とプログラミングという自分の好きな分野を組み合わせたもので、研究することはとても楽しかったです。これからも技術を学び、すばらしい賞をいただけたことに恥じないよう、精進していきたいと思います」と受賞の喜びを語りました。

■フィボナッチ数列を2進数に変換して規則性を探して考察した研究レポート
吉田さんは「自然界に多く存在するフィボナッチ数列とコンピュータを動かす2進数、対極にあるようなものを組み合わせてみるとどうなるのか」と疑問を持ち、研究課題に設定しました。フィボナッチ数列とは、最初の二項が1で、第三項以降がすべて直前の二項の和になっている数列(1、1、2、3、5、8、13…)のことです。研究では、2進数のフィボナッチ数列を書き出すために自分で計算プログラムを作成し、数列を算出しています。2進数で表されたフィボナッチ数列を自分でたてた予想をもとに分析し、規則性を見つけ出しました。さらに、その規則性がなぜ生まれるのかまで考察しています。
この作品は身近なところからテーマを発掘しながらも、オリジナルの考察を加えて研究の精度を高めたところがたいへん優秀であることから、今回の受賞が決定いたしました。

当協会は、主たる公益事業である「実用数学技能検定(数学検定・算数検定)」の実施のほかに、今後も広く国民のみなさまに算数・数学を学習する大切さや、楽しさを伝える普及啓発事業を充実させていく所存です。

(※) “吉”は外字の「ツチヨシ」が正式となります。

■塩野直道記念「算数・数学の自由研究」作品コンクール概要
【名称】
塩野直道記念 第5回「算数・数学の自由研究」作品コンクール(2017年度)

【主催】
一般財団法人理数教育研究所

【協賛】
株式会社内田洋行/株式会社学研ホールディングス/公益財団法人日本数学検定協会/カシオ計算機株式会社

【後援】

【応募資格】
小学生、中学生、高校生
※海外の日本人学校も含む。
※グループで応募する場合は、同学年の応募に限る。

【審査】
1.小学校の部…低学年の部(1~3年)、高学年の部(4~6年)に分けて審査。
2.中学校の部
3.高等学校の部(高等専門学校3年次までを含む)

【中央審査委員】
委員長 根上 生也(横浜国立大学大学院 教授)
委員 銀島 文(国立教育政策研究所 総合研究官)
桜井 進(サイエンスナビゲーター(R))
島田 功(日本体育大学 教授)
中島 さち子(ジャズピアニスト、数学と音楽の研究者)
藤田 岳彦(中央大学 教授)
蒔苗 直道(筑波大学 准教授)
渡辺 美智子(慶応義塾大学大学院 教授) ※五十音順

【賞】
<最優秀賞>
・塩野直道賞 :全応募作品の中から、小学校低学年の部、
小学校高学年の部、中学校の部、
高等学校の部から各1作品
・文部科学大臣賞:全応募作品の中から1作品
・Rimse理事長賞 :全応募作品の中から1作品

<優秀賞>
・読売新聞社賞 :全応募作品の中から1作品
・内田洋行賞 :全応募作品の中から1作品
・学研賞 :全応募作品の中から1作品
・日本数学検定協会賞:全応募作品の中から1作品

<特別賞>
・審査委員特別賞:全応募作品の中から最大4作品

<奨励賞>
・Rimse 奨励賞:小学校低学年の部、小学校高学年の部、
中学校の部、高等学校の部から各最大10作品

【応募期間】
2017年8月20日(日)~2017年9月10日(日)(当日消印有効)

【ホームページ】
http://www.rimse.or.jp/research/

■本コンクールに関するお問い合わせ先
一般財団法人 理数教育研究所 「算数・数学の自由研究」係
【大阪オフィス】
〒543-0052 大阪市天王寺区大道4丁目3番23号
TEL:06-6775-6538
FAX:06-6775-6515

【東京オフィス】
〒113-0023 東京都文京区向丘2丁目3番10号
TEL : 03-3814-5204
FAX : 03-3814-2156
E-mail: mathcon@rimse.or.jp

■実用数学技能検定について
「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る記述式の検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった年間志願者数は、2006年以降は30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も17,000団体を超えました。以来、累計志願者数は500万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。
日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシア、タイなどでも実施され(過去5年間でのべ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。※志願者数・実施校数はのべ数です。

■ビジネス数学検定について(当協会の行うその他のおもな公益事業)
「ビジネス数学検定」は、ビジネスの現場で必要となる実用的な数学力・数学技能を測定する検定です。実務に即した数学力を5つの力(把握力・分析力・選択力・予測力・表現力)に分類し、ビジネスのシチュエーションを想定した問題で、これらの力の習熟度を測定します。インターネット上で受検できるWBT(Web Based Testing)方式を採用。2006年に第1回を実施し、現在では企業の採用試験や新人研修、管理職登用試験などに活用する事例も増加しています。

■法人概要
法人名 : 公益財団法人 日本数学検定協会
所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階
理事長 : 清水静海(帝京大学教育学部教授、
公益社団法人日本数学教育学会名誉会長)
会長 : 甘利俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、
東京大学名誉教授)
設立 : 1999年7月15日
事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行
(2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施
(3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供
(4)数学の普及啓発に関する事業
(5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
URL : http://www.su-gaku.net/

※「数検」「数検/数学検定」「数検/Suken」は当協会に専用使用権が認められています。
※「ビジネス数学検定」は当協会の登録商標です。