毛髪形態など分析で健康状態判断指標

 

 理化学研究所などは27日、毛髪を活用した健康計測の共同研究を行うため、「毛髪診断コンソーシアム」を設立したと発表した。毛髪の形態や組成を分析することで、健康状態を判断する指標を確立したり、疾患診断に生かすことを目指す。

 参加するのはアデランスやヤフーなど計18の企業や機関。2年かけて1万人分の健康情報や毛髪を集め、毛髪の組成と疾患などとの関連を解析してデータベースを構築する。

 3年目以降は、食生活のアドバイスや健康上のリスク情報などを提供することを想定。3~5年目以降には、腫瘍マーカーなどに相当する、毛髪による新たな疾患診断指標を見つけるという。並行して毛髪の画像診断アプリの開発なども手掛ける。

 同日、東京都内で会見した理研チームリーダーの辻孝氏は「ヘルスケア領域の技術革新が日本の高付加価値産業に発展していくのではと考えている」と述べた。