大和証券グループ本社・中田誠司社長 営業所出店、5年で倍増

 

 大和証券グループ本社の中田誠司社長は27日までに産経新聞のインタビューに応じ、傘下の大和証券で今後5年ほどかけて「営業所」の数を倍程度に増やす考えを明らかにした。営業所は、主に大都市圏や県庁所在地などにある支店より小規模の拠点で、現在34カ所にある。支店に比べると低コストで運営でき、出店や撤退も容易な営業所を支店と組み合わせることで、顧客のニーズを丹念に探る。

 狙いについて、中田氏は「エリアに対応したマーケティングをもっと徹底したい」と強調。現在120弱ある支店は「増やさず、場合によっては統合する」とし、代わりに5人程度の営業担当者が詰める営業所をオフィスビルの一室などに機動的に出すことで、「エリアのカバー率を効率的に高めていく」と話した。

 一方、価格の高騰や急落が話題となっているビットコインなどの仮想通貨については「専業の事業者とはいろんな議論をしている。ただ、金融インフラにおけるきちっとした基盤になるのかまだ見えていない」と指摘。その上で、「(仮想通貨の)技術には遅れずについていきたいが、ビジネスにどう取り込むかは今後検討する課題」とした。