【私の仕事】損保ジャパン日本興亜・中村真理子さん 多くの人が必要な保険考案

 
「事故や災害で心細くなっているお客さまが、日常を取り戻す手助けをしたい」と話す中村真理子さん

 損保ジャパン日本興亜のリテール商品業務部火災保険グループ副長。家の火災などに備える損害保険の新しい商品を企画する。「保険は生活を守る仕組み。誰かの役に立てていると実感している」

 保険会社は広く多くの人からお金を集め、被災した加入者に保険金を支払う。災害で家を失うと、建て替えや家具の購入などで多額のお金が必要になる。保険に加入しておけば、一定の保険料を払う代わりに、払った以上の保険金を受け取り、再建費用に充てられる。

 台風による豪雨など、保険が必要とされる場面が目立ち、消費者の関心は高い。「2011年の東日本大震災の際、被災者の不安を取り除きたいと強く思った」と振り返る。

 新しい保険を設計するとき、保険金支払い条件や契約の細かな項目まで文章にまとめる。「どのような言葉を使えば正しく伝わるか、考える」

 商品パンフレットの作成も仕事の一つ。「保険は目で見ることも手に取ることもできない。できるだけ簡単に理解してもらえるよう、写真やイラストを活用する」。余白を多く取り、読みやすい文字を使うなど、工夫する。「より多くの人が必要とする損害保険を考え出し、いざというときに守ってもらえる安心感を広げていきたい」

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【プロフィル】中村真理子

 なかむら・まりこ 早大一文卒。事故や災害で困っている人を助ける仕事がしたいと、2005年損保ジャパン(現・損保ジャパン日本興亜)に入社。34歳。東京都出身。