MRJ初納入「ぎりぎりいける」 三菱航空機・水谷社長、20年半ば計画

 
愛知県営名古屋空港を飛び立つMRJの試験3号機=2017年3月13日

 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)を開発している三菱重工業の子会社、三菱航空機の水谷久和社長(66)は2日までに共同通信などのインタビューに応じ、MRJの設計変更の進捗について「あらかたのめどは付けた。ほぼ計画に沿い、2020年半ばの初納入はぎりぎりいける」との見通しを示した。

 MRJはこれまで納期を5度延期。現在は安全性向上のため電気配線2万本以上の配置などの設計変更を進めている。米国で4機態勢での試験飛行を繰り返しており、18年中に変更を反映した2機を飛行試験に追加投入する見通しだ。

 MRJの受注はこれまで447機。うち40機を契約した米イースタン航空が経営危機に陥り、キャンセルの可能性があることに関しては「MRJの開発状況や性能ではなく、相手側の事業の在り方に起因することだ」と強調。新規受注の獲得では「力を入れるということはない。開発に注力する」と述べた。