関西は“2日の伝統”を賢持…百貨店で初売り「正月に百貨店に行くのは恒例行事」

 
阪神百貨店で行われた「阪神の初せり」(安元雄太撮影)

 関西の主要百貨店で2日、新年の初売りが始まった。関東では3日から営業する百貨店がある一方で、関西は例年通り。正月の風物詩といえる2日の初売りを楽しみにする人も多く、福袋目当ての訪日外国人客(インバウンド)をターゲットにした商品も並んだ。

 阪神百貨店梅田本店(大阪市)の鮮魚売り場では、体験型福袋として買い物客が商品を落札するセリを開催、子供らが仕切り人を務めた。大阪府高槻市の主婦、久保ひとみさん(50)は「正月に百貨店に行くのは恒例行事」と話した。

 政府が呼びかける「働き方改革」もあり、外食産業などで正月の営業を見直す動きが広がる。百貨店では三越伊勢丹ホールディングスが「従業員の働く意欲向上に」と平成28年から3日の初売りを推進。今年は全25店のうち14店に上る。

 ただし、関西では事情が異なる。昨年11月の大阪地区の百貨店売上高は、前年同月比11・6%増の734億円で、東京の同3・8%を上回った。インバウンド効果があるといい、2日からの営業でこうした購買層も狙う。高島屋大阪店(同市)では化粧品など外国人客に好まれる品を詰めた福袋を用意。担当者は「福袋という日本の慣習に興味があり、買う人も多い」と説明する。