【ぐるなびのチョットぐな話】新しい日本文化 学園祭で海外発信
大学の学園祭が国際交流の場として注目を集めている。学園祭は学生が主体となってイベントを企画するため、留学生も参加して自国の文化を発信することもある。また外国語を学ぶ学生も多く、留学生の友人や家族も訪れることから、多言語対応のコンテンツも用意されている。日本にいながらにして世界を体験できたり、日本の良さを外国人に伝えるいい機会となっているのだ。
昨年12月20日、ぐるなびと東京メトロが共同で運営する東京のおでかけサイト「レッツエンジョイ東京」は、首都圏の大学の学園祭ナンバーワンを決めるコンテスト「学園祭グランプリ2017」を発表した。学園祭の活性化を目的に2009年にスタートした同コンテストは、過去最高の110キャンパスが参加。
今回から、より公正な選出を行うため、審査方法を一新。1次審査の書類審査では現役の学園祭実行委員約60人を審査員に迎え、学園祭開催後に提出されるリポートをもとに、「大学・学生独自企画」「地域活性企画」「国際交流企画」の3つの部門を設け、学生目線で審査が行われた。
続く、2次審査では初のプレゼンテーション審査を導入し、昨年度の学園祭グランプリ上位10キャンパスの実行委員会を審査員に迎えて厳正な審査の上、MVPを決定した。
審査員を経験したお茶の水女子大学の瀬戸彩加さんは「テーマパークのような一体感のある学園祭が多く、大変な努力があったのを感じました。英語でキャンパスツアーをしたり、多言語対応しているイベントもあって、国際化の流れも目立ったように思います」と学園祭の傾向を振り返った。
各賞が発表され、いよいよMVPの発表を残す段階になると、会場は緊張に包まれた。MVPは東京外国語大学府中キャンパス「第95回外語祭」に決定した。外語祭実行委員長の増田修平さんは「食べたことのない料理、聞いたことのない言語、ふれたことのない文化といった、新しい学びができる外語大ならではの学園祭を作るべく、この1年間活動してきました」と振り返った。
実際に外語祭では、「語劇」や「地域料理店」といった人気の定番企画に加え、13もの新しい企画を打ち立てたり、外国人に学園祭を広めるための取り組みとして、公式SNS・校内案内表示・キャンパスツアーなどを多言語展開したところが評価された。
今回の学園祭グランプリは、自由な国際感覚やSNS発信など新しい時代のイベントを感じさせたものが選出された。企業や自治体にはない発想の祭りとして、ますます東京のインバウンドシーンを盛り上げてほしい。
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■レッツエンジョイ東京学園祭特集2017
www.enjoytokyo.jp/feature/gakusai
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