C大阪とシャープがタッグ! スポンサー契約でスタジアムに8K技術の導入検討

 
優勝しトロフィーを掲げるC大阪イレブン=埼玉スタジアム2002(撮影・蔵賢斗)

 サッカーJ1のセレッソ大阪と経営再建が進むシャープが25日、スポンサー契約を締結したと発表した。シャープが国内のスポーツ分野で同様の契約を結ぶのは初めて。大阪市東住吉区の長居公園内にあるセレッソ大阪の本拠地、キンチョウスタジアムを大規模に改修する「桜スタジアムプロジェクト」などに協力し、新たな成長の柱と見込む超高精細画質の「8K」に対応した液晶ビジョンの提供などを検討している。

 関係者によると、「経営が持ち直してきたタイミングで、主力の液晶関連事業や技術力の高さを広くPRしていきたい」というシャープ側と、昨シーズンにYBCルヴァン・カップと天皇杯全日本選手権を制し、「強豪チームとしてさらに発展したい」とのセレッソ大阪側の思惑が一致。シャープの旧本社ビルが長居公園に近い大阪市阿倍野区の西田辺地区にあったことから、地域貢献の意味合いもあるという。

 8Kの映像技術が導入されれば、国内のスタジアムでは初めて。解像度が高く細部まで鮮明に映せるため、ダイナミックな動きが特徴のスポーツとの親和性が高いとみられる。

 シャープでは、選手の練習風景やロッカールームの様子をまとめた画像を放映する企画案などを検討。もうひとつの本拠地、ヤンマースタジアム長居でのビジョンの先行導入や、商談会開催なども予定している。契約は今年1月1日から。

 「桜スタジアムプロジェクト」は観客席などを改修し、収容人数を現行の約2万人から約3万人に増やす。改修費約66億円は募金を中心に捻出する計画で、広く寄付を募っている。

 【シャープの現状】 液晶パネル事業への過大投資などが原因で平成28年3月末に債務超過に陥り、同8月に東京証券取引所2部に降格。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループの傘下に入り、戴正呉(たいせいご)社長の陣頭指揮の下で経営再建を進め、昨年12月に東証1部に復帰した。昨年10月、中国で8K対応の液晶テレビを発売し、日本でも同12月に売り出した。価格は70型で100万円超。8Kの解像度はフルハイビジョンの16倍、4Kの4倍。実用放送の開始は今年12月で、テレビ放送のほか、医療分野などでの展開も期待されている。

  シャープの現状 液晶パネル事業への過大投資などが原因で平成28年3月末に債務超過に陥り、同8月に東京証券取引所2部に降格。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループの傘下に入り、戴正呉(たいせいご)社長の陣頭指揮の下で経営再建を進め、昨年12月に東証1部に復帰した。昨年10月、中国で8K対応の液晶テレビを発売し、日本でも同12月に売り出した。価格は70型で100万円超。8Kの解像度はフルハイビジョンの16倍、4Kの4倍。実用放送の開始は今年12月で、テレビ放送のほか、医療分野などでの展開も期待されている。