和のデザイン、快適性も向上 相模鉄道が新車両「20000系」お披露目
新車両を前にする相鉄の滝沢秀之社長ら=神奈川県海老名市(那須慎一撮影)
相模鉄道は、平成34年度下期に開業予定の東急線との相互直通運転に対応する新型車両「20000系」を報道陣に披露した。同社の新型車両導入は9年ぶり。同車両はアルミニウム合金製で、「YOKOHAMA NAVYBLUE」と名付ける深い青色で塗装色を統一し、先頭部も和のデザインを取り入れ、スタイリッシュに仕上げた。
同車両は、東急線内で運行できるよう、車体幅を同社の従来車両比で約20センチ狭めたが、車内の天井中央部を高くするなどで快適性を向上させた。内部では、一部優先席で利用者が立ち上がりやすくした「ユニバーサルデザインシート」を初搭載した。
今回、1編成10両を導入し、相鉄線で2月11日から営業運転を開始する。滝沢秀之社長は「トレンドに左右されずに醸成するデザインと安全安心をコンセプトに開発した。(新車両導入で)沿線への愛着が深まることに期待している」と述べた。
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