日立が点検業務効率化サービス 古いメーターも読み取り可

 

 日立製作所は29日、古いアナログメーターでも後付けで自動読み取りし、工場や社会インフラ設備などの点検業務を効率化するサービスを2月1日に開始すると発表した。人手をかけずに設備の点検や監視ができるようになる。あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」を活用したスマート工場のノウハウを外販し、IoT関連事業の拡大を図る。

 自動読み取りは無線センサーに内蔵したカメラでメーターを撮影し、人工知能(AI)で画像解析、メーターの指示値をデジタル化する仕組み。データを収集・一元管理して、異常発生時には自動通知することも可能になる。

 日立はセンサーなど機器の設置からシステムの運用・保守なども含め、ワンストップでサービスを提供する。サービス価格はメーター10点で年間720万円。

 例えば、山間にある変電所などはメーターの点検に作業負荷やコストを要したが、大幅に軽減できるようになる。

 日立は製品単品で売るだけでなく、IoTサービスを付加して顧客の課題解決を図るサービスの強化に注力している。IoT関連事業の売り上げ規模を2017年3月期の9000億円から、19年3月期には1兆500億円に拡大する計画だ。