車載電池、需給調整に再利用 トヨタと中部電が実証実験

 

 トヨタ自動車と中部電力は1日までに、ハイブリッド車(HV)などの電池を再利用し、電力の需給調整に使う実証実験を2018年度に始めることで合意したと発表した。HV50台分の電池をつないだ蓄電池システムを発電所などに設置し、電力の不足時に活用する。

 中部電は発電量が不安定な太陽光など再生可能エネルギーの普及に生かしたい考え。トヨタはHVやプラグインハイブリッド車などの劣化した電池の供給先を確保できる。20年度には事業化してHV1万台分の電池を再利用する計画という。

 トヨタは販売店などを通じてHV用電池を回収し、自社工場で使う蓄電池などに既に再利用している。

 2社は蓄電池システムからニッケルやコバルトといったレアメタル(希少金属)を回収し、再び電動車の電池に使う実験も行う。