アップル、「スマホ鈍化」映す 1~3月期売上高見通し、市場予想下回る

提供:ブルームバーグ
米ペンシルベニア州ピッツバーグのアップル・ストア(AP)

 米アップルは1日、1~3月期(第2四半期)の売上高が600億~620億ドル(約6兆5600億~6兆7800億円)となる見通しを発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は659億ドルで、市場予想を下回った。

 2017年のホリデー商戦期間を含む前四半期の「iPhone(アイフォーン)」販売もアナリスト予想に届かず、アップルによる売上高見通しは主力製品の需要鈍化を反映した格好となった。

 アップルの発表によると、2017年10~12月期(第1四半期)のアイフォーン販売は7730万台と、前年同期比で1%減少した。アナリスト予想平均の8020万台を大きく下回った。平均販売価格は796ドルで、予想を上回った。最上位機種「アイフォーンX(テン)」の売れ行きが比較的好調だった半面、低価格機種の人気が振るわなかったことが反映したとみられる。

 アイフォーン需要をめぐっては、アップルが部品サプライヤーへの発注を減らしたとの最近の報道を受けて、アナリストが予想を下方修正するなど懸念されていた。

 10~12月期の売上高は883億ドル、1株利益は3.89ドルで、アナリスト予想平均を上回った。

 ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)は、10~12月期は前年同期に比べて1週間短く、アイフォーン販売台数を抑える要因となったと説明した。そのうえで「当社は示した見通しに極めて満足している」と述べ、全ての地域でアイフォーン販売が好調だったと述べた。

 ティム・クック最高経営責任者(CEO)はインタビューで「アイフォーンXは最も人気の高いスマートフォンであり、昨年11月初めに発売して以来、毎週最もよく売れるアイフォーンとなっている」と述べ、「これほど誇らしいことはない」と語った。(ブルームバーグ Mark Gurman)