ヤマト運輸と和歌山電鉄、宅配便を旅客鉄道で輸送 「貨客混載」事業を16日から開始

 
和歌山電鉄貴志川線の伊太祈曽駅で開かれた記者会見で新事業のPRをする小嶋光信社長(右)と三毛猫の駅長「よんたま」=5日、和歌山市

 ヤマト運輸と和歌山電鉄(和歌山市)は5日、宅配便を鉄道の旅客車両に乗せて運ぶ「貨客混載」事業を16日から始めると発表した。物流の効率化に加え、宅配便ドライバーの人手不足対策にもなるという。

 貴志川線の田中口駅で集配コンテナを客車に乗せ、約2.3キロ離れた神前駅で降ろす。配達先の各戸まではヤマトの従業員がリヤカー付き電動自転車で運ぶ。鉄道を活用することで配達開始をこれまでよりも約3時間早められるという。

 5日に貴志川線の伊太祈曽駅で開いた記者会見には三毛猫の駅長「よんたま」も並んで新事業をPR。同電鉄の小嶋光信社長は「経営の厳しい地方鉄道の収入が増えるとともに、地域の利便性向上にもつながる」と期待した。