製紙大手2社、17年4~12月期 原燃料価格が高騰、ともに営業減益

 

 製紙大手2社の2017年4~12月期連結決算が7日に出そろった。古紙や石炭などの原燃料価格が高騰し、コストを圧迫。国内需要の低迷も響き、本業のもうけを示す営業利益は王子ホールディングス、日本製紙ともに減益となった。同日決算を発表した日本製紙は、原燃料高騰などに加えて、主力の洋紙などで価格転嫁が不十分に終わったこともあり、営業利益が30.3%減の115億円となった。前年買収した2社の売り上げが加わったため、売上高は7.7%増の7826億円だった。輸出はアジアを中心に堅調で、販売量が前年を上回ったほか、ティッシュなどの家庭紙も販売を伸ばした。最終損益は、北米の印刷・出版用紙事業から撤退したのに伴い計上した特別損失がなくなり、黒字に転換した。一方、王子の最終損益は、前年同期に計上した為替差損がなくなったため、増益となった。通期はともに従来予想を据え置いた。王子の営業利益は前期比6.8%増の750億円と、通期では増益となる見通し。

 ■製紙大手2社の2017年4~12月期連結決算(売上高/営業利益/最終利益)

 王子ホールディングス 1兆1034(5.0)/487(▲9.3)/297(18.0)

 日本製紙 7826(7.7)/115(▲30.3)/76(-)

 ※単位は億円。カッコ内は前年同期比増減率%。▲はマイナス、-は比較できず