KDDI、大和証券と新会社 スマホアプリで資産運用

 

 KDDI(au)は8日、大和証券グループ本社と投資信託や年金運営管理を手掛ける新会社「KDDIアセットマネジメント」を設立、資産運用事業に参入すると発表した。投信などの申し込みから運用確認までをスマートフォンのアプリでできるようにすることで、資産運用になじみの薄い若年層を取り込む。

 新会社は1月4日付で設立。資本金は20億円で、出資比率はKDDIが66.6%、大和証券グループ本社が33.4%。社長にはKDDI金融ビジネス統括部の藤田隆氏が就任した。

 金融庁と厚生労働省の許認可を得た上で2018年度中にサービスを開始する見通し。年金では、私的に積み立てる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を扱う。

 アプリは他社のスマホ契約者でも使えるが、au契約者ならポイント付与で優遇するなどのサービスを検討。KDDIがすでに販売する生命保険や住宅ローンとも連携するほか、電話サポート制度なども設ける。

 KDDIの契約者は約2500万人で、このうち1000万人超は20~40代とされる。

 主要顧客の高齢化が進む大和証券にとっては、スマホを入り口にすることで若年層を資産運用に呼び込むことができるのがメリット。