NTT社長、楽天との協業解消に言及 携帯電話事業参入ならドコモのライバル?!

 
楽天会長兼社長の三木谷浩史氏

 NTTの鵜浦博夫社長は9日、楽天が携帯電話事業に参入する方針を示していることをめぐり、「詳細は分からないので一方的なコメントは控えるべきだ」と前置きした上で、EC(電子商取引)分野などで「別のパートナーを考える必要があるのではないか」と語り、グループとして楽天との協業関係を解消する可能性に言及した。

 楽天が自前で回線網を持てば、稼ぎ頭のNTTドコモと競合関係になるため、一部であっても楽天との“友好関係”は維持できないとの考えが背景にあるようだ。

 NTTと楽天はこれまで、NTT東日本が楽天のECサイト「楽天市場」の出店者向けにセキュリティーシステムを提供しているほか、ドコモのクレジットカード「dカード」の所有者が楽天市場の買い物でポイント優遇を受けられるなどの協業関係だった。

 同日発表した2017年4~12月期決算は、売上高に当たる営業収益が前年同期比4.3%増の8兆7220億円、最終利益は10.1%増の7365億円と、いずれも過去最高を更新した。子会社のNTTデータが米パソコン大手デルのITサービス部門を買収した影響で収益がかさ上げされた。