ファンケルのスキンケア化粧品 アラサー向けに新ブランド

 
ファンケルが4月1日に投入するアラサー向け新ブランド「ANDMIRAI」のジェルクリーム

 ファンケルは28日、30歳前後の「アラサー」向けにスキンケア化粧品の新ブランドを立ち上げると発表した。ジェルタイプの洗顔料「スキン・アップウォッシュ」(1296円)など3製品を4月1日から販売。スマートフォンをよく使うといった行動パターンとともに失われがちな、肌のみずみずしさやうるおいを確保する。同社はもともと30~40代女性に強いが、これにより新たな客層を掘り起こしたい考えだ。

 立ち上げるブランドは「AND MIRAI(アンド・ミライ)」。洗顔料以外に、化粧水の「スキン・アップローションI」(2484円)と、乳液と美容液、パック、化粧下地の4つの機能を兼ね備えた「スキン・アップジェルクリーム」(3024円)も販売。

 桜の花の蜜からとれた「酒粕(さけかす)エキス」や、八重桜から抽出したエキスを組み合わせた「桜発酵チャージ成分」を配合した。当初はネット通販のアマゾン・ドット・コムと雑貨店で販売し、5月中旬からは一部直営店でも取り扱う。

 ファンケルは、23日に2018年度から3カ年の新中期経営計画を発表。最終年度の20年度に、過去最高となる連結売上高1260億円、営業利益126億円を目指す方針だ。健康食品と並ぶ主力の化粧品事業では、海外展開の加速や今回を含む新ブランドの投入でさらなる成長を図る。