ビアガーデンのシーズン到来 百貨店屋上は女性に照準、ホテルは眺望アピール

 
松屋銀座屋上で営業が始まる、女性をターゲットにした「美しくなるビアガーデン」=24日午後、東京都中央区(萩原悠久人撮影)

 “夏の風物詩”ビアガーデンの季節を迎えた。今年は、百貨店の屋上ビアガーデンもOLら女性客の取り込みを狙う一方、話題のクラフトビールを売り込むスポットも登場。24日の東京の最高気温は25度を超え、シーズン入りを迎えて各社はあの手この手でビアガーデンへの誘客を競い合っている。

 松屋銀座(東京都中央区)は24日、女性客に照準を合わせた「美しくなるビアガーデン」の営業を25日から屋上で始めると発表した。低糖質でビタミン豊富など栄養に配慮したサラダといった美容効果の高いメニューをそろえ、「仕事帰りの女子会もOK」(広報)とアピール。前年比10%増の売上高を目指す。

 今年で35年目を迎える老舗の「森のビアガーデン」は一足早い19日に明治神宮外苑(新宿区)にオープン。BBQ(バーベキュー)など野趣あふれる食事と、個性的な味わいのクラフトビールを自然の中で楽しんでもらう趣向だ。

 ヒルトン東京(同)や丸ノ内ホテル(千代田区)もテラスにビアガーデンを設け、ホテルならではのサービスと眺望で顧客の獲得を目指す。

 缶酎ハイなどアルコール類は年々選択肢が増え、ビール離れも懸念されるが、キリンのネット意識調査(回答者数2万人超)によると、「今夏、ビアガーデンに行く」とした回答は91.5%に上る。気温28度以上になるとより行きたくなる傾向も調査で判明した。

 暑さを乗り切るため実施したいことを改めて尋ねると、1位「ビールを飲む」2位「お風呂でさっぱり」3位「扇風機を使う」-という結果で、“夏といえばビール ”という図式はなお健在だ。

 また、1人当たりの平均予算は前年比プラス5円の4110円だった。