プレ金を盛り上げろ! 百貨店とアパレル協力し2回目夏セール、141店参加
西武池袋本店の夏季セール=2日午後、東京都豊島区
日本百貨店協会は17日、日本アパレル・ファッション産業協会と協力して実施する、夏の2回目のセール「プレミアムサマーバザール」を全国141店舗が開催すると発表した。月末金曜(27日)のプレミアムフライデー(プレ金)に合わせた一斉セールを、各社が足並みそろえて展開することで消費を刺激し、長引く「百貨店離れ」に歯止めをかける狙いだ。
百貨店協会によると、プレ金を盛り上げる狙いも込め27日からセールを始めるところが多い。プレミアムサマーバザールという統一呼称や販促ロゴは各社の判断で使用する。
チラシに統一呼称を使う松屋銀座(東京都中央区)は27日から開催し、盛夏もののほかに夏バージョンの福袋も用意する。銀座三越(同)も同日からの「ミッドサマーセール」でプレ金抽選会を催すなどしてムードを盛り上げる。
各社の夏のセールはもともと6月末から1週間~10日間程度が通例だ。今年は29日にスタートし、伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)では約4000人が行列を作るなど出足は好調とされる。
だが、近年はネット通販勢の台頭を背景に、各社とも婦人衣料品を中心に苦戦を強いられるのが実情だ。また、通常のセールで売り切ってしまった後に客足が鈍くなる「夏枯れ」対策も求められてきた。
このため百貨店の多くは「2回目のセールで販売の山場がもう一つできる」と期待を寄せる。
アパレル側も百貨店向け主力ブランド「23区」を持つオンワード樫山は「盛夏物を70~80%の価格で提供し顧客の需要に応える」と意気込んだ。
しかし、業界初の試みだけに認知度は低く浸透もこれからだ。ある百貨店関係者は「開店と同時にどっとお客さんが押し寄せるかどうかは未知数」と漏らすなど、手探りで準備を進めているところもある。
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