アイフォーンで注文・決済のレジシステム ソフトウエア開発のLBBが提供
ソフトウエア開発のLBB(大阪市中央区)は、飲食・物販店向けにキャッシュレスのPOS(販売時点管理)レジシステム「L.B.B.レジスター」を開発した。店の利用客がスマートフォンを使って注文やキャッシュレス決済を行い、店舗側は注文状況から、その後の売上高や商品、顧客など店舗運用に必要な管理を自動化できる。少ない従業員で低コストの店舗運用が可能になる。
レジシステムに対応する、利用者用のスマホ決済アプリ「L.B.Bオーダー」は、7日から、米アップルのアプリストア「アップストア」で無料配信を始める。
店舗側は、Wi-Fi(ワイファイ)と新システムをダウンロードした、アップルのタブレット端末、iPad(アイパッド)を用意するだけで、導入費用を最小限に抑えられる。
サービスやメニューの内容、価格などを入力したタブレット端末を店内に置き、利用客はアップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」に、あらかじめ専用決済アプリをダウンロード。このアプリで、タブレット端末に表示されたメニューを注文し、スマホに表示される2次元コードをタブレット端末に読み取らせるだけで自動的に決済が完了する。
また、テークアウトを行っている店であれば、スマホから事前に注文して、店に取りに行くこともできる。
決済アプリは、ビザ、マスターカードの2社のクレジットカードに対応。増え続ける中国や韓国などの訪日観光客が使いやすいよう、日本語のほか、中国語、韓国語、英語の4カ国語で表示。中国の電子決済サービス「アリペイ」「ウィチャットペイ」にも対応させた。
飲食店や物販店では、精算業務の簡素化などから電子マネー導入へのニーズは高いものの、専用端末が1台数十万円と高いことから、個人経営の店ではほとんど導入が進んでいない。
注文と決済とを組み合わせたシステムのため、小人数でも効率的に店の運営ができる。
無料配信開始に先立ち、大阪市内の飲食や物販など約40店で試験導入したところ、「外国人観光客の来店促進につながる」といった反応が寄せられているという。
年内には200カ所の導入を目指す。宮本敦史社長は「サービス業全般で人手不足が深刻。個人経営の店だけでなく、今後は大手チェーン店にも導入を働きかけたい」と話している。
なお、現時点でアンドロイド端末には対応していない。
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