ブリヂストン、光文社と連携し電動自転車開発 40代女性照準

 
ブリヂストンサイクルと光文社が連携し開発した新型電動アシスト自転車=1日、東京都世田谷区

 ブリヂストンサイクルは1日、光文社発行の女性ファッション誌「STORY」と連携し、新型の電動アシスト自転車を開発したと発表した。主なターゲットはおしゃれなデザインと使い勝手の良さを両立した移動手段を求める40代女性だ。子育て世代を中心に人気が広がった電動アシスト車をめぐる販売競争の舞台が一段と広がりそうだ。

 商品名は「イルミオ」で、価格は15万984円。ボディー色をベージュにした限定1000台の先行販売モデルの予約受け付けを、光文社の通販サイトを通じて1日に始めた。来年1月には通年で販売する白色のモデルを発売する予定だ。

 新型車は、子供を乗せる機会が減って次の電動アシスト車に乗り換えたいと考える“子供乗せ卒業層”を意識して開発。光文社が女性読者から吸い上げた電動アシスト車に関するニーズを反映したという。

 茶系色のタイヤを採用するなど上品な装いで買い物や趣味に出かけようとする40代のファッションに合いやすいデザインを追求。ハンドルの内側にペットボトルなどの小物を収納しやすい「インナーバスケット」を取り付けた。機能面では走りながら自動充電できる機能を採用。走行中にペダルを止めるなどの操作を行うと前輪のモーターが発電し充電する。

 経済産業省によると、2008年に28万台だった電動アシスト車の出荷台数は年々増加。自動車運転免許を自主返納した高齢者や通勤通学時の移動手段としても支持を集め、17年には約2倍の61万台に達した。

 同社の担当者は「子育て、シニア、通勤通学に続く第4の市場を育てたい」と強調。新市場で先手を打ち、競合のヤマハ発動機やパナソニックサイクルテックとの差別化につなげたい考えだ。