【フロントランナー 地域金融】瀧野川信用金庫・太田幸雄支店長(1)

 

 □瀧野川信用金庫五反野支店

 ■相談をしてもらえる関係づくり

 「地域に必要としてもらえる金融機関であり続けるためには、地域をよく知ること、そしてお客さまの困りごとやご要望へのお手伝いが不可欠だと考えています。経営課題などをしっかりと把握したうえでその解決に全力を尽くせば、おのずとわれわれのビジネスチャンスも生じてくるものと思います」

 こう話すのは、瀧野川信用金庫五反野支店の太田幸雄支店長だ。五反野支店に着任した2017年には、支店長経験2カ店目ながら通期業績評価で優良賞を受賞するなど、瀧野川信用金庫の業績拡大を担う実力派だ。

 前任の中板橋支店長時代には、板橋区と連携して飲食店などのホームページ作成セミナーを実施。商店街の活性化に一役買うなど、徹底した地域密着型支援を進めてきた。

 東京・足立区青井に位置する五反野支店は、開店から52年を超える老舗店舗。メインの取引先は、代々この地に住み不動産賃貸業を営んでいる地主層や資産家層だ。

 住みたい街ランキング上位に入る北千住の人気もあり、人口・世帯が増加傾向にある足立区。五反野支店がある青井エリアにも、単身サラリーマン世帯の流入が進んでいる。

 これは不動産業にとっては追い風で、それに伴い五反野支店でも、賃貸物件オーナーとの取引深耕が営業戦略の鍵を握ってきた。

 実際、五反野支店の融資残高は、不動産業と不動産賃貸業の2業種で約5割を占める。そこで太田支店長は、地主層をはじめとした顧客からの相談対応を軸に、ボリュームアップへ取り組んでいる。

 その前提として太田支店長が重視しているのは、顧客から相談を持ち掛けてもらえるような人間関係・雰囲気づくりだ。特に取引の深い100先程度には定期的に太田支店長も訪問し、さまざまな会話を交え距離を縮めていく。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp