日立9月中間 最終、営業益とも過去最高 事業の選択と集中結実

 
決算内容を説明する日立製作所の西山光秋CFO=26日午後、東京都千代田区

 日立製作所が26日発表した2018年9月中間連結決算(国際会計基準)は、最終利益が前年同期比20.2%増の1929億円と、中間期として過去最高となった。社会・産業システム事業や情報・通信システム事業、建設機械事業が収益拡大を牽引(けんいん)した。東証1部上場の子会社でカーナビなどを手掛けるクラリオンを、仏自動車部品大手フォルシアに売却することも正式発表した。

 日立の中間期は、本業のもうけを示す営業利益も13.6%増の3445億円で過去最高となった。各事業の好調に加え、コスト削減が利益を押し上げた。売上高は2.6%増の4兆4918億円だった。

 19年3月期の通期見通しは売上高9兆4000億円(前期比0.3%増)、営業利益7500億円(4.9%増)、最終利益4000億円(10.2%増)の従来予想を据え置いた。

 同日会見した西山光秋最高財務責任者(CFO)は「貿易摩擦によるマクロ経済の冷え込みなどは非常に見通しにくい」と述べた。

 一方、同社は保有する63.8%のクラリオン株を899億円でフォルシアに売却。19年3月期決算に、事業再編利益として約650億円を計上する。また約780億円を投じ、グループで11.7%を出資する昇降機メーカー、永大機電工業(台湾)を株式公開買い付け(TOB)で完全子会社化することも併せて発表した。