自動運転技術に事故データ活用 トヨタと東京海上が提携

 

 トヨタ自動車と東京海上日動火災保険は30日、自動運転技術の高度化で提携したと発表した。トヨタは東京海上が自動車事故対応などで集積したビッグデータを分析し、自動運転の技術革新に生かす。自動運転の開発で自動車メーカーと保険会社が提携するのは世界初。

 トヨタは自動運転ソフトウエアの開発子会社とともに、東京海上の事故データなどをもとに自動運転のシミュレーション環境を再現し、事故のリスクを一段と低減した自動運転システムの開発を進める。

 東京海上は年間200万件を超える事故対応を通じ、事故発生状況や原因などに関する膨大なデータを蓄積しており、トヨタは現実に近いシミュレーションや安全性能の検証ができる見通し。一方、東京海上は自動運転技術の開発を通じて得られるデータを活用し、事故トラブルなどの際のサービスのあり方や、迅速に保険金を支払うための仕組みなどを検討する。