東急電鉄、PC作業可能な通勤バスなど実証実験 移動のニーズ多様化に対応

 
東急電鉄が実証実験に使うハイグレード通勤バス(同社提供)

 東京急行電鉄は31日、田園都市線たまプラーザ駅周辺で、車内で座ってPCの作業などができる通勤バスなどの実証実験を来年1月下旬から開始すると発表した。高齢化や若い世帯の流入などで、沿線の郊外住宅地の移動に対するニーズは多様化していることに対応する。

 実験は4種類を用意、参加する住民200人強を公募する。

 通勤者向けには、「ハイグレード通勤バス」を運行する。車内はWi-Fiやコンセント差し込み口やトイレを完備。たまプラーザ駅から渋谷駅を電車の約2倍にあたる約1時間で結ぶ予定。同区間の通勤定期所有者を対象に約2カ月間、平日の朝に1便運行し、事業可能性を測る。

 このほか、高齢者など移動弱者が地域の拠点間を移動するための施策として、スマートフォンで予約した人を乗せる「AI(人工知能)オンデマンドバス」を運行。

 さらに、細い路地が多い地区でのへのラストワンマイル(拠点から自宅まで)対策として2人乗り電気自動車を使用。車の共有需要を測るためマンション住民限定のカーシェアリングをそれぞれ実施する。

 東急電鉄では、検証後数年で月額定額制といった事業化を視野に入れている。