海運大手2社、最終赤字転落 コンテナ船事業悪化

 

 海運大手3社が31日、2018年9月中間連結決算を発表し、日本郵船と川崎汽船の最終損益が赤字に転落、商船三井も黒字幅が大幅に減少した。3社の持ち分法適用会社であるコンテナ船事業統合会社の業績が伸びなかったことなどが響いた。

 日本郵船は97億円の赤字(前年同期は62億円の黒字)、川崎汽船は245億円の赤字(同131億円の黒字)となった。商船三井は黒字幅が大幅に縮小した。

 日本郵船は、子会社の日本貨物航空で保有する航空機に関連した減損損失などが生じたことも響いた。同社は19年3月期の業績予想を下方修正し、最終損益見通しを従来の120億円の黒字から60億円の赤字に引き下げた。川崎汽船は売上高比率の高い製品物流事業での業績悪化も響いた。19年3月期の最終損益が200億円の赤字になると見込んだ。

 商船三井はばら積み船市況の回復が下支えとなり、最終利益は黒字を確保した。

 ■海運大手3社の2018年9月中間連結決算

 (売上高/営業損益/最終損益)

 日本郵船 9156(▲14.0)/▲41(-)/▲97(-)

 商船三井 6198(▲24.3)/1476(32.4)/57(▲56.4)

 川崎汽船 4161(▲28.1)/▲123(-)/▲245(-)

 ※単位は億円、カッコ内は前年同期比増減率(%)、▲はマイナス、-は比較できず