2社増収サッポロ減収減益 1~9月期ビール3社に明暗

 

 サントリーホールディングス(HD)を除いたビール大手3社の2018年1~9月期連結決算(国際会計基準)が6日、出そろった。アサヒグループHDは売上高、最終利益で過去最高を更新。キリンHDも増収を確保したが、国内ビール類販売が不振だったサッポロHDは減収減益となり、明暗を分けた。

 アサヒは、今春の業務用の値上げの影響で、国内酒類事業の売上高が前年同期を下回ったものの、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)から買収した欧州事業の高級ビールの販売が好調で国際事業の売上高が19.3%増となり、業績を押し上げた。

 キリンは、新製品の第3のビール「本麒麟」の好調などで国内販売が伸びた。ただ、前年同期にブラジル子会社の売却益818億円があった反動などで減益となった。

 サッポロは、第3のビールの苦戦などで国内酒類事業の売上高が4%減。9月の北海道地震と大規模停電の影響による出荷停止なども収益を圧迫した。

 サントリーHDは非上場のため今年から四半期業績の公表を取りやめた。

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 ■ビール大手3社の1~9月期連結決算(社名/売上高/営業利益/最終利益)

 アサヒグループHD/1兆5786(3.7)/1657(17.6)/1165(24.2)

 キリンHD/1兆4207(4.8)/1600(▲6.6)/1289(▲40.6)

 サッポロHD/3810(▲2.5)/68(▲29.8)/42(▲20.5)

 ※単位は億円、カッコ内は前年同期比増減率%、▲はマイナス