三菱UFJ、最終益3.8%増 9月中間 通期見通し上方修正

 

 三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が13日発表した2018年9月中間連結決算は、最終利益が前年同期比3.8%増の6507億円だった。中間期の最終益としては2011年9月に次ぐ過去2番目の高水準。これを踏まえ、19年3月期通期の最終利益見通しを上方修正し、従来予想の8500億円から9500億円(前期比4.0%減)に引き上げた。

 シャープなど大口融資先の業績回復に伴い倒産に備えて積み立てた貸倒引当金の戻り益1179億円を計上したのに加え、出資する米モルガン・スタンレーなど海外事業が引っ張った。

 ただ、本業のもうけを示す実質業務純益(傘下銀行の合算)は、超低金利による貸出業務の利ざや低迷や国債など債券関係取引益の減少により20.1%減の3533億円にとどまった。

 一方、中間期の最終利益が想定を約2000億円上回ったのに対し、通期の最終利益の修正幅を1000億円にとどめたことについて、13日記者会見した平野信行社長は、米中貿易摩擦の激化や米国の金利上昇などを懸念材料に挙げ、「場合によっては与信費用がこれまでと逆に動くのではないか」と景気後退に警戒感を示した。