郵便物の翌日配達縮小を検討 日本郵便、人手不足で深夜勤務軽減狙う

 

 日本郵便が、手紙やはがきといった郵便物に関して差し出し翌日の配達の縮小を検討していることが15日、分かった。人手不足が深刻で、仕分けなどの深夜勤務を減らしたい考えだ。ただ利用者からサービスの低下につながるとの声が出る可能性があり、慎重に判断する。

 郵便法は、郵便物を差し出し日から原則3日以内に配達することと定めている。実際は同一県内や近県では翌日中に届くことが多い。例えば東京都内で午後5時までに差し出した場合、関東地方の多くの地域や、東北・関西地方の一部で翌日配達される。

 日本郵便では、翌日の配達に間に合わせるため、多くの従業員が仕分けなどで夜に働いている。翌日配達を見直すことで、こうした労働を減らす狙いがある。

 日本郵便は、郵便物の土曜日配達の原則廃止や、差し出し日から3日以内の配達の見直しを検討している。16日に開かれる総務省の郵便局活性化委員会では、日本郵便や利用者団体から聞き取りを実施する。