【株式ニューカマー】アクセスグループHD 外国人留学生向け支援事業に注力
□アクセスグループ・ホールディングス・木村勇也社長に聞く
アクセスグループ・ホールディングスは傘下に、プロモーション、採用広報、学校広報の各事業を担当する3つの子会社を置き、幅広い広報戦略から運営支援を行っている。11月6日に東証ジャスダック市場に新規株式公開(IPO)を果たした木村勇也社長は「外国人留学生向け事業に注力していく」方針を掲げている。
--具体的な事業内容は
「プロモーション事業は不動産、アパレル、外食など、幅広い業界を顧客として、パンフレットなど印刷物の製作から発送までをワンストップで手掛ける。採用広報事業は新卒や若年者向けの就職イベントを年間200回以上開いている。これから人材紹介にも本格的に着手する。学校広報事業はサイト、入学希望者向けの出願システムを制作するほか、新聞や交通広告、情報誌への情報掲載によって学生・生徒の募集を支援している」
--各事業別の売り上げ構成と業績の動向は
「2018年9月期の売上高は45億9800万円。このうち最も大きな割合を占めるプロモーションは17億3500万円、採用広報が15億9400万円、学校広報が12億6800万円と続く。業績については、上場準備にあたって会計の基準とした16年9月期以降の直近3期でみると、売上高、営業利益とも右肩上がりに伸びた。19年9月期は前期比2.4%増の47億1100万円、営業利益は同6.3%増の2億1500万円を予想している」
--独自の強みは
「取引法人数が約2300社と多い。7割は3年連続で取引が続き、安定的な顧客基盤となっている。イベントスペースを東京、大阪、名古屋で保有していることも強みだ。中小規模イベントを多頻度で開催できるほか、日程の変更など柔軟な対応も可能で、準備や片付けも効率化している」
--上場で調達した資金の使い道は
「ソフトウエア開発に充てる。とくに転職や外国人留学生向けサイトを充実させる」
--事業の方向性は
「外国人留学生向けのビジネスに注目している。留学生数と国内で就職する外国人学生はともに大きく伸びているからだ。当社が主催する外国人学生向け合同進学説明会の動員数をみても、16年は前年比39.3%増、17年は同28.1%増なっており、さらに拡大していく見込みだ。これまでの大学・専門学校との取引実績を生かし、進学イベントに年間2万人超の留学生を動員し、行政機関からの引き合いも増えている。今後は賃貸住宅や海外送金、アルバイトといった生活情報を提供しながら、企業への就職活動支援につなげていきたい」
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【プロフィル】木村勇也
きむら・ゆうや 2004年アクセスコーポレーション(現・アクセスプログレス)入社。09年アクセスグループ・ホールディングス取締役、14年専務、15年12月から現職。39歳。千葉県出身。
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【会社概要】アクセスグループ・ホールディングス
▽本社=東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル東館15階
▽設立=1990年4月
▽資本金=2億8492万円
▽従業員=170人 (2018年9月末時点)
▽売上高=47億1100万円 (19年9月期予想)
▽事業内容=プロモーション、採用広報、学校広報
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