全国24信金、地域超え連携 情報ネットで取引先の課題解決
新たなネットワーク発足記者会見で、集まった全国の信用金庫のトップら=東京都品川区
全国の24信用金庫は、顧客の中小企業のさまざまな要望に対応するため、地域を超えて業務面で連携すると発表した。新しく発足させるネットワークに各信金が持つ情報を集め、販路開拓や事業承継など取引先が抱える課題の解決を目指す。来年3月に専用サイトを開設。質を高めるため参加する信金を増やす考えで、200以上ある全ての信金に参加を呼び掛けている。
新たな仕組みの名称は「よい仕事おこしネットワーク」。運営の中心を担う城南信用金庫(東京都)の渡辺泰志理事長は、都内で記者会見し「全国すみずみにある信金の店舗網を活用して、顧客をつないでいく」と意気込みを語った。
ネットワークの事務局には専属の担当者を置く。各信金が受けた顧客の相談事をネットワークで流し、他地域の信金が取引する企業との商談の機会を増やすのが狙い。豊富な取引先を持つが、営業エリアが限られる信金の弱みを補う。
参加する会津信用金庫(福島県会津若松市)の星幹夫理事長は「地元は市場が縮小する一方だ。良い技術や商品を持つ地元の企業が全国に発信できる」と期待を込めた。
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