米アイオロス、介護支援AIロボを日本でレンタル 事業者向け来年8月開始
米ロボットベンチャー、アイオロス・ロボティクスは、人工知能(AI)搭載人型ロボット「アイオロス・ロボット」の介護事業者向けレンタル事業を、日本から展開する。2019年4月から予約を受け付け、8月からレンタルを開始する。人手不足が深刻な介護職員の支援業務に従事するほか、病院、ホテル、レストランといった労働集約的な業界の市場も開拓していく方針だ。
アイオロス・ロボットの移動は、車輪を使う自律走行で、胸の部分に格納されている台座を出して物を載せて運べるほか、物を手でつかむこともできる。カメラで捉えた画像から人や物を認識。AIで学習することで、人が後ろ向きや横たわった状態でも同一人物であることを検知する。音声で指示を送ることも可能だ。
介護施設でのタオルや洗面用具の準備、洗濯物の集配、廃棄物処理、食事の配膳・片付け、清掃など、幅広い業務で介護職員を支援する。見守り中の発作や転倒といった緊急事態にも敏速に対応できる。既に国内の介護施設で検証を行っている。
同社によると介護施設が洗濯物、ごみなどの回収、運搬業務で同ロボットを活用した場合、月額の人件費が4分の1~6分の1に削減されるという。
また、介護専門職員1人当たり2人の入居者に対応していた場合は、3人へのサービス提供が可能になり介護保険料収入が50%アップすると試算する。レンタル料は税別で月額15万円。充電・稼働時間はともに4時間。
アレキサンダー・フアン最高経営責任者(CEO)は、「介護従事者の業務を支援することで、負担軽減に貢献したい」と話している。
同社は16年に設立し、北米、欧州、アジアに拠点を持つ。海外でもレストラン、ホテル、空港などでの検証を進めている。20年までに世界で10万台の普及を目指す。
矢野経済研究所によると、17年度の国内介護ロボット市場は14億3400万円で、21年度には約2.6倍の37億6500万円に伸びると予想している。介護ロボットは既に多くの競合商品が存在し、第2世代の開発品が登場しつつある中、新規参入が期待されている。
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【会社概要】アイオロス・ロボティクス
▽本社=米カリフォルニア州サンフランシスコ
▽設立=2016年9月
▽資本金=3000万ドル(約33億7500万円)
▽従業員=130人
▽事業内容=AI搭載人型ロボット開発・製造
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