「まずいこと解決します」 駅構内に「まずい棒」神社

 
犬吠駅構内に奉納された絵馬。「まずいこと」を解決したい願いに御利益があるという=千葉県銚子市(城之内和義撮影)

 銚子電鉄(千葉県銚子市)の人気スナック菓子「まずい棒」のイメージキャラクターをまつる「まずえもん神社」が犬吠駅(同市犬吠埼)に登場し、話題になっている。同社では「最近あった“まずいこと”を解決したい人にどうぞ」と呼びかけている。

 この神社は今年1月1日、突如として駅構内に設置された。奉納ならぬ「棒納」と書かれた賽銭(さいせん)箱の後ろに立つ車掌姿の白い石像風の“ご神体”が「まずえもん」だ。

 昨年8月に発売した「まずい棒」は、「経営がまずいので」という自虐的なネーミングで話題を呼び、4カ月で50万本を突破。銚電の経営を支えるヒット商品となったその金運にあやかろうと、駅を利用する観光客らが手を合わせ、小銭を投げ入れる姿が見られる。

 「まずえもん」は商品パッケージにも描かれているキャラクターで、「まずい」という言葉に反応して魔界からやって来る銚電ファンの異星人だ。

 そのモデルとされる同社の竹本勝紀社長(56)は「経営状態を心配してくれた人から『夕日が見える方向に鳥居を置いて拝むと金運がアップするという言い伝えがある』という手紙をいただき、まずえもんをまつる神社をつくろうという話になった」と経緯を話す。

 ただ、鳥居は「諸般の事情」により設置しなかった。「実際に鳥居を置くのは不謹慎かなとも思った。代わりに社員の中に『鳥居』がいるので、彼の写真を飾ることにした」と竹本社長。鳥居誠一さんは電車運転士の国家試験に合格したばかりの若手社員で、今年4月以降に運転士デビューする予定という。その縁起の良さにあやかり、「勉強運にも御利益があるかもしれない」とアピールする。

 犬吠駅の売店では「まずえもん絵馬」を500円で販売。待合室に絵馬を奉納するスペースも設けた。竹本社長は「銚子電鉄は、つぶれそうでつぶれないという強運を持っている会社。その運をお裾分けしたい」と話している。