【株式ニューカマー】AI活用し企業の経営課題解決 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
□テクノスデータサイエンス・エンジニアリング 城谷直彦社長に聞く
テクノスデータサイエンス・エンジニアリングは、人工知能(AI)を活用してビッグデータを解析し、顧客企業向けにコンサルティングを手掛ける。基幹業務パッケージソフトウエア(ERP)サービスを提供する東証1部上場のテクノスジャパンから分社し、2013年に設立。18年12月18日に東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)を果たした。城谷直彦社長は「高い成長性と収益性を両立させる」と今後の方針を示す。
--どのような事業内容なのか
「企業がビッグデータを活用し、経営課題を解決できるよう、課題と対策を明確にして必要なノウハウを提供する。システム設計のほか、ビッグデータの集計、可視化、分析、予測など、デジタル戦略システム構築の支援を行っている」
--AI活用をうたう企業が増えているが、強みは
「AI技術を活用してコンサルティングや製品を開発するプロ集団のデータサイエンティスト60人以上を抱えていることだ。理化学研究所や東京大学宇宙線研究所のほか、欧州原子核研究機構(CERN)など、世界最先端の研究機関出身者が多数在籍している。創業時からのプロジェクト実績・技術・ノウハウなどの基礎情報をライブラリー化して、生産効率を上げている」
--テクノスジャパンから分社した理由は
「テクノスジャパンでは経営資源を管理するERP事業を軸にしていたが、新たにAI事業を立ち上げることになった。しかし従来型のIT企業と技術者のワークスタイルやビジネスプロセスが違ったので分社化した」
--業績は
「13年10月に設立し、15年3月期には売り上げ、利益とも大幅に伸びた。以降、右肩上がりで成長している。18年3月期に営業利益の伸びが前期比減となったが、これはAIサービスの共同研究開発に伴う先行投資が要因となっている。19年3月期の売上高は前期比32.6%増の13億5100万円、営業利益が同2.9倍の1億6500万円と順調な成長を予想している」
--今後の見通しは
「19年3月期を初年度とする中期経営計画を策定した。最終年度の21年3月期については売上高20億円、営業利益3億円を目標としている」
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【プロフィル】城谷直彦
しろたに・なおひこ 1976年日本電子開発(現キーウェアソリューションズ)入社。テクノスジャパン取締役などを経て、2004年テクノスジャパン社長。13年10月から現職。66歳。兵庫県出身。
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【会社概要】テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
▽本社=東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー27階
▽設立=2013年10月
▽資本金=8億3318万円
▽従業員=97人 (18年10月末時点)
▽売上高=13億5100万円 (19年3月期予想)
▽事業内容=ビッグデータやAIを活用したソリューションとAI製品の提供
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