【講師のホンネ】笑う門には、美もくるよ!
エステティシャン時代の経験を元に、美容を楽しく多くの人に伝えたいと思うようになり、主にお母さん方に対して、笑うことの大切さをテーマに講演を行っている。まれに男性に話をする機会もあり、ある講演の終了後に60代の男性からこう投げかけられた。(相良照代)
「男はそんな簡単に笑えないね。ニヤついていると思われる。女の人は笑っている方がいいけどね…」
実際、そう思う男性は少なくないようだ。男女間だけではない。ロシア人は笑わないといわれている。
(1)知らない人、親しくない人には笑顔を見せない。(2)仕事中は基本笑わない。接客業であっても愛想笑いはしない-。これはロシア人が冷たいのではなく、無理に笑う必要はない、本当にうれしいとき、楽しいときにだけ笑顔を見せるという正直な国民性のようだ。
反対にタイのように「ほほ笑みの国」として知られる国もある。笑顔の定義は万国共通ではないようだ。
人間の体を見ると、目は唯一皮膚に覆われていない、むき出しの臓器。瞳孔は自分でコントロールできないため瞳は嘘をつけない。また、「目は口ほどにものを言う」ということわざからも、心の状態があらわになるところでもあり、周りは無意識に感じ取ってしまう。
笑顔を作るのが苦手な人は無理に笑う必要はない。人柄、誠実さ、真剣さは瞳の輝き、普段の態度で周囲に伝わっている。ただ、現代のコミュニケーションの場では、「笑顔」でいると可能性が広がるのも事実だ。
無表情だと不機嫌だと思われ、相手は近寄りにくく、空気を重くしてしまうときもある。そんなときは口角だけ上げてみよう。満面の笑みを作る必要はない。口角を5ミリだけグイッと上げるだけ。ニヤつきや、不自然な笑みには見えない。一瞬で優しく、品のいい大人スマイルの出来上がり。笑顔には、場の雰囲気を和らげる効果もある。
また笑顔は、「私は敵ではありません」「あなたを受け入れます」「歓迎します」という気持ちの表れとなり、相手への思いやりや優しさでもある。
日頃から笑顔でいる。その姿勢が、さらにその人を魅力的に見せるのではないかと、日々の活動を通じて感じている。
◇
【プロフィル】相良照代
さがら・てるよ 1974年宮崎県出身。都城市・みやこんじょ大使。エステサロン経営の傍ら高校や職業訓練校にてエステ科講師を務める。現在は思いを伝える講演家として、「笑顔と元気」をテーマに、笑うことの大切さを、学校、団体、企業などで伝えている。第9回「全国・講師オーディション」にて、フジサンケイビジネスアイ賞を受賞。
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