【Sakeから観光立国】「第10回昇龍道プロジェクト推進会議」開催

 
第10回昇龍道プロジェクト推進会議でプロモーションなどについて説明する筆者=8日、大津市

 中部・北陸の運輸局と経済連合会が中心となって取り組んでいる、同地域の9県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野、石川、富山、福井、滋賀)への訪日外国人観光客(インバウンド)誘致を推進する「昇龍道プロジェクト」。その全体会議である第10回昇龍道プロジェクト推進会議が8日、大津市のホテルピアザびわ湖で行われた。筆者は2017年から昇龍道大使としてこの会議に出席している。(酒サムライコーディネーター・平出淑恵)

 今年2月末時点で、昇龍道プロジェクト推進協議会の会員は、官民で2151社・団体を数える大所帯だ。具体的には、官公庁161、経済団体60、金融など66、観光団体132、ホテル・旅館295、旅行業76、航空・空港関連19、交通227、百貨店など104、飲食店92、酒蔵・酒造組合163、観光施設113、報道・広告67、その他576が参加している。

 会議前の昼食懇談会から三日月大造滋賀県知事と越直美大津市長が参加し、和やかな雰囲気で会議は始まった。

 議事進行は、一般社団法人中部経済連合会会長の豊田鐵郎同協議会会長が務めた。最初に18年度の昇龍道プロジェクトの現状と活動状況の報告が行われた。目標値を明確にしつつ、主な戦略的プロモーションの推進、広域周遊観光の促進、受け入れ環境整備の推進、会員と関係者との連携の一層の強化などと、着々と進められているハード面の整備状況が報告された。

 19年度の活動方針には、DMO(観光地域作り法人)の形成と強化や人材育成も盛り込まれて承認された。

 会議後半には、1月に発信され620万回再生された、昇龍道地域のデジタルプロモーション映像も紹介された。

 今後、ラグビーワールドカップ、20年の東京五輪・パラリンピックと外国人観光客が急増するとみられる大きなイベントを控え、開始から10年を迎える、広域のインバウンド推進プロジェクトで積み重ねてきた環境整備の成果が花開く。

【プロフィル】平出淑恵

 ひらいで・としえ 1962年東京生まれ。83年日本航空入社、国際線担当客室乗務員を経て、2011年コーポ・サチを設立。世界最大規模のワイン審査会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)のアンバサダー。日本酒蔵ツーリズム推進協議会運営委員、昇龍道大使(中部9県のインバウンド大使)、東北・夢の桜街道推進協議会アドバイザーを務める。