【ピックアップ】「設定付きパチンコ」の市場確立へ
2018年2月の改正規則の施行により開発できるようになった「設定付きパチンコ」。パチスロのように6段階までの設定を搭載することができ、設定により大当たりの確率などに変化を持たせることが可能となった。これについては、警察庁も業界団体における講話などでくぎ曲げの抑止などにつながると評している。
ただ、試行錯誤の開発環境にあって、これまで設定付きのパチンコは旧規則機をベースにリメークしたものが多く、いわゆるメーカーの“キラーコンテンツ”で、新奇性のある演出やスペックにおけるチャレンジのもと開発された設定付きパチンコが出てこないなか、新機種が市場に投入されても稼働が振るわない状況が続いていた。しかしながら、ダイコク電機のDK-SISが行うホール向けセミナーでも「設定付きパチンコの魅力を最大限に活用することがパチンコ復活へと導く」と提唱されるなど、今後の新規則機市場での活躍が期待されている。
そのような背景で、藤商事(大阪市中央区)が6月21日、パチンコ新機種「Pリング バースデイ 呪いの始まり 設定付」をリリースした。
同機は、“貞子”のキャラクターで知られる人気ジャパニーズホラー作品「リング」とのタイアップで、藤商事がパチンコ化して以来、ホールの人気コンテンツの一つとなっている。なお新機種は、体感型ホラーパチンコをコンセプトに開発され、映像演出においては「リング」シリーズ初となる全編実写を採用したほか、映画「リング0バースデイ」のストーリーを追加するなど、これまでのシリーズにはなかった新たな魅力の醸成を試みた。
スペックは、6段階設定付きのミドルタイプで、大当たり確率は設定1~6=319分の1~199分の1の1種2種混合機。出玉の増加が期待できる「呪いの連鎖」を搭載し、右打ち遊技中の大当たりはオール10ラウンドを実現するなか、「呪いの連鎖」に突入した際の獲得出玉期待値は約6180個とファンの納得に向けたチャレンジが感じられる内容となっている。また「リング」シリーズでおなじみの“手落下待ち”の演出が復活。落下すれば信頼度60%オーバーのチャンスとなるほか、鳴り、震えて、取れる多機能デバイス「恐怖の電話ギミック」など遊技をさらに盛り上げる新演出も採用した。
パチンコホールへは8月の導入を予定しているそうだが、ホールにおける高設定の運用や正確な情報公開で、ファンに新たな遊技動機が提供されることに期待したい。
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