【ピックアップ】ホール企業5社共同開発のPB機導入
パチンコホールを全国にチェーン展開するダイナム(東京都荒川区)は8日、遊技機メーカーの西陣&ソフィアとホール企業5社が共同で開発したプライベートブランド機(PB機)「PA春一番~花札昇舞~GO」を8月初旬よりダイナムジャパンホールディングスグループ各店舗に順次導入すると発表した。今回導入する遊技機は、ホール企業の合田観光商事、ダイナム、ニラク、マルハン、夢コーポレーションという、ギャンブル等依存に関する共同声明を出した5社が企画立案やスペック設計などで協働。顧客視点で、ファンにより支持される遊技機の提供を目指した。この「PA春一番~花札昇舞~GO」はダイナムのほか、合計約1000台が同時期に、各社の店舗へと導入される予定だ。
PB機は、6段階設定付き新規則機で、大当たり確率を約79.9分の1(設定1)に変更。より大当たりを体感しやすい仕様とし、右打ち遊技時の10ラウンド比率を約25%とすることで、連続大当たりに対する期待値を高めた。加えて機種情報紹介ページへのQRコードを搭載するなど、初心者でも遊技しやすい工夫を取り入れた。
一方、ダイナムは1日に東京都医師会、日本対がん協会および東京に本社や事業所を置く企業・団体が連携する「禁煙推進企業コンソーシアム」に加盟した。遊技業界では初の試み。
「禁煙推進企業コンソーシアム」は、社員の健康増進を主目的として 2018年3月に閣議決定された「がん対策推進基本計画(第3期)」で目標とする“22年度の喫煙率12%を各企業・団体で達成すること”を共通の目的として掲示。「企業による禁煙の先進的な動きを通じて広く社会全体の健康づくりと健康寿命の延伸に貢献する」という活動趣旨に賛同し、加盟を決定した。
同社では、18年4月に健康経営の理念やあり方をまとめた「健康経営宣言」を制定。これまで推進してきた労働環境整備や従業員の健康に関するさまざまな取り組みを前進させ、人生100年を見据えた「からだの健康づくり」「こころの健康づくり」「職場環境づくり」を通じて、従業員が心身ともに健康でゆとりのある暮らしを営み、働くことができる環境の実現に向けて注力してきた。他方、完全分煙ホール「信頼の森」の全国展開をはじめ、業界に先駆けて受動喫煙の問題に取り組むとともに、社内の喫煙率の低減に向けても多様な取り組みを推進。さらに今後は、参加企業の先進的事例から学ぶなか、目標数値達成と従業員の健康を実現していく。
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