【ニュースレビュー】Friday eye 9.27
●関電会長ら3億2000万円受領
関西電力の八木誠会長らが、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から多額の金品を受領していたことが分かった。岩根茂樹社長は27日、臨時の記者会見を開き、2011年2月~18年2月の約7年間で20人が計約3億2000万円相当を受け取り、自身や八木会長を報酬減の処分にしたと明らかにした。岩根社長は「常識の範囲を超える金品は受け取りを拒んだり、返却を試みたりしたが、強く拒絶されたため一時的に個人の管理下で保管していた」と釈明した。
●トヨタ、スバルに追加出資
トヨタ自動車は27日、資本業務提携しているSUBARU(スバル)への出資比率を現状の約16.8%から20%に引き上げると発表した。出資先の業績の一部が決算に反映される持ち分法適用の関連会社とし、スバルは事実上トヨタグループ入りする。自動運転や電動化といった次世代車の開発競争は世界規模で激しさを増しており、資本関係を強化して生き残りを図る。スバルも800億円を上限に同額をトヨタに出資する。比率は1%未満となる見込み。
●JDI、経営再建策を可決
ジャパンディスプレイ(JDI)は27日、東京都内で臨時株主総会を開き、香港ファンドなどから金融支援を受ける経営再建策など全ての議案を可決した。最大の投資元になるはずだった中国ファンドが総会直前に離脱するなど支援の枠組み自体が揺らぐ中、株主からは経営陣への批判や不安の声が相次いだ。JDIは総会後の取締役会で、菊岡稔常務執行役員が社長に昇格する人事を決めた。
●メルカリ社長に山田氏が復帰
メルカリは27日、創業者の山田進太郎会長兼最高経営責任者(CEO)が同日付で社長に復帰したと発表した。スマートフォン決済アプリ「メルペイ」と、米国事業を軌道に乗せることが課題となる。小泉文明社長は会長に就任し、傘下に収めたサッカーJリーグの鹿島アントラーズの経営や経団連といった対外活動に軸足を置く。
●曙ブレーキ、再生計画可決
経営再建中の自動車部品大手の曙ブレーキ工業は27日、東京都内で臨時株主総会を開き、200億円の資本増強を柱とした再生計画を可決した。経営トップを約30年務めた信元久隆会長兼社長ら取締役3人の退任も決まり、新体制で事業の立て直しに取り組む。200億円は、企業再生ファンド「ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ」(東京)を引受先とした優先株の発行で調達した。
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