フルーツ×スポーツで協業 新宿高野とアンダーアーマー

 

 新宿高野は、2020年東京五輪パラリンピックを契機に、フルーツとスポーツを合わせたライフスタイルを本格的に提案する。9月に新宿高野本店内に店舗を開業した米スポーツブランドのアンダーアーマーと連携し、プロテインを使ったジュース販売などの協業を強化する。

 新宿高野は、スローガン「『フルーツ×スポーツ』~フルーツで心も体も美しく」と決定。アンダーアーマーの日本総代理店「ドーム」(東京都江東区)の協力を得て、12月からフルーツとプロテインを合わせたジュースを発売する。新商品は、シャーベット状のイチゴに、イチゴとプロテインを混ぜたジュースを注ぐ。「インスタ映え」のする仕上がりにした。

 アンダーアーマーは9月、新宿高野ビルの1~3階に世界展開上、重要拠点と位置づける旗艦店を開業。売り場面積は約1500平方メートルで、スタジオなどを配置。アスリートだけでなく、スポーツを健康維持として取り入れている消費者も狙う。

 新宿高野によると、アンダーアーマーの店舗で汗を流した後の客が高野のフルーツパーラーを訪れるなど、客層が広がっているという。今後は、新宿高野が運営するカルチャースクールで、スポーツとフルーツをテーマにした教室を開催することを検討している。