JR西ホームドア うめきた新駅設置へ試作機 開口部変化60パターン以上

 
新型ホームドアについて説明する担当者=兵庫県尼崎市

 JR西日本は、ドアの位置が異なる多様な列車に対応して開口部が変化するホームドアの試作機が完成したと発表した。天井から床までを遮断するフルスクリーン型で、大阪駅北側の再開発地区「うめきた」に建設中の地下駅(2023年開業予定)への設置を目指す。こうしたホームドアは「世界初」としている。

 左右2つの「子扉」を収納できる「親扉」を連続して配置し、親扉も左右に動くことで、60パターン以上のドア位置への対応を可能にした。親扉には電子看板の機能を持たせ、運行情報などを表示する。車両に付けたIDタグで車種や編成を自動で判別。電車とホームドアの間に取り残された人を検知するセンサーも付け、安全性を確保する。

 地下駅は、大阪市を南北に貫く31年開業予定の「なにわ筋線」の起点となる「うめきた(大阪)地下駅」(仮称)。関西空港への直通列車が通り南海電鉄などが乗り入れる予定で、停車車種が多様になるため17年に開発に着手していた。

 JR西の開発担当者は「転落や接触事故を完全になくすことができる。究極の安全性がある」と話している。